Canon Powershot G9にNikon FC-E8を装着2008年04月25日 20:02

 2月16日の記事でCanon Powershot G9が魚露目レンズと相性が悪いという記事を書きました。当然NikonのFC-E8魚眼とも相性が悪く、通常にレンズアダプターにステップダウンリングで取り付けると魚露目と同様に画角が狭まり180°魚眼の役目をはたしません。どうやらPowershotの前玉とFC-E8の後玉の間隔が空きすぎているのが原因のようです。
 そこでステップリングを工夫しFC-E8をレンズアダプター(私の使ってるものはLENSMATE社製)の内部に潜り込ませる工夫をしました。電源ONで突起するPowershotの前玉とFC-E8の後玉のすき間を出来る限り狭めるのが目的です。

■用意したものは…(※左画像をクリック参照)
(A)52-28mmステップダウンリング
(B)HAKUBA 52mmフィルター(UVガラスを外したリング部分)
(C)Nikon 52mmフィルター(UVガラスを外したリング部分)
(D)58-52mmステップダウンリング

 ポイントは(D)のステップダウンリングに対して(A)~(C)を逆方向に取りつけることです。結果スイッチONで伸び出したPowershotの前玉とは0.5mm位のすき間になりました。怖いくらいの接近です(笑)。
 HAKUBAとNikonのフィルターの組み合わせはベストでした。リングの厚みが大きいHAKUBA製を2枚重ねると、G9の前玉にあたってしまいます。他社のフィルターやリングを使用する場合は、厚みを計算し間隔を調整してください。
 ここで重大な注意事項があります。決してズームアップレバーを操作しない事です。ズームアップでは更に銅鏡が伸び出てきますよ(元気なヤツです)。 当然(A)のステップダウンリングの壁にあたり動きません。故障の原因…いや故障になりますので、くれぐれも誤操作しないよう注意してください。(※試される方は自己責任で)
   前回も書きましたが、FC-E8や魚露目はNikon P5000(5100)とは相性は良いのですが、マニュアルフォーカスが出来ないという欠点があります。この点G9はマニュアルフォーカスや高速RAW撮影がOKですね。
   次回は撮影テストを掲載する予定です。吉とでるか凶とでるか…。

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