3DパノラマVR2007年04月08日 20:59

 3DのパノラマVRにチャレンジしてみました。アナグリフ画像(赤青のメガネをかけて見る立体画像)で360度回転するQTVRを制作する試みです。2台のカメラを三脚(回転軸)の左右にステレオベースを計算して設置し、ステップ回転撮影します。この時、左右に設置したカメラは三脚軸までの半径で円軌道する訳で…当然各VRカメラのノーダルポイントは大きく崩れてしまう訳です。この頭の痛い問題をクリアするのが、3D-QuickTimeVR制作のポイントでしょう。
 2台のカメラとレンズがリッチに準備出来れば良いのですが、無理ですよね(笑)、カメラを移動しての撮影となりました。赤(左目)、青(右目)のセロファンを通してご覧下さい。
(※左上写真はパノラマVR撮影ではなく、スチール撮影時<24mmレンズ使用>の様子です。出来上がりは下の写真。)
 今回、3D作成の基礎勉強は関谷さんのサイト”STEREOeYe”で、更にアナグリフ画像の作成は同サイト掲載の”Anaglyph Maker 3D"を使用させて頂きました。

完成した3DのQuickTimeVRはこちらで:3-DimensionVR



Canon10D+Sigma8mm(8+1+1....L&R 2set)
+Stitche+AnaglyphMaker3D+PhotoshopCS2+CubicConverter
こちらはテスト中の3D-QuicktimeVR (6000X3000)↓


コメント

_ 山道正男 ― 2007年04月09日 06:02

kaneko-adさん
 一度試してみたかった課題です。NikonD70を2台持っているので、いずれはと考えていましたが、でもノーダルポイントと2台のカメラの回転の方法がまだ理解出来ません。

_ kaneko-ad ― 2007年04月09日 13:09

山道さん、休暇をお楽しみでしょうか。
>ノーダルポイントと2台のカメラの回転の方法…
基本的にはスチール撮影と同じ手法で撮影します。
ご自分の身体で、左目がLカメラ、右目がRカメラ、そして頭(首)の中心が回転軸(三脚芯)と想像してください。
頭を左右に動かすと、左右の目(L/Rカメラ)は首(回転軸)を中心に円移動してしまう訳ですね。
また、通常のVR撮影みたいな方法で、位置を移動して二度撮影しても、3Dにはなりません。2個並べた一円玉のすみに印をつけ、それぞれ円回転してみると理屈がわかります。

_ 山道正男 ― 2007年04月09日 15:19

Kaneko-adさんへ
Kaneko-adさんのカメラ2台を水平バーに載せて回転していますね。これら各包囲の写真をAnaglyph Maker ver1.08で処理したものを、QTVRに合成するとしたら、QTVRのノータ゜ルポイントはどうなっているのかな。???? せめてカメラのマウントは前後のノーダルポイントを合わせてマウントするのかな。これでも上下のノーダルポイントは刷れるから、シリンダパノラマなら水平回転のみで出来るのかな。もう少し勉強します。

トラックバック