Sigma8mm VS Sigma15mm2007年03月05日 17:41

 Sigma15mmのテスト撮影に梅を選んでみました。常日頃使用しているsigma8mmとの画質の違いも興味があり、比較も試みました。こちらはVR作家の皆さんには感心があるところでしょう。
 最初はSigma8mmで水平4ショット+天と地の角1助ショット。次にSigma8mmで水平8ショット+天と地の角1助ショット。そしてSigma15mmで水平8ショット+45°仰角8ショット+俯角45°8ショット+天と地の各1補助ショットのテストです。
 今回の15mm撮影では、 山道氏からの頂いたマルチロウ・アングル”5号機”を初めて使用させていただきました。大変強固な作りでとても機能的に出来ています。ありがとうございました。
 Canon10D(旧機で申し訳ない)で撮影しDxOOpticsProでRAW現像、Stitcher Unlimitedでオートステッチ処理、そしてPhotoshop CS2で色調等を同じ条件で処理しています。
 通常一脚で水平4ショットで撮影している私としては、異例の撮影?…それとも高画質の世界に入り込んでしまう前兆でしょうか(笑)。それにしても15mmで24枚の撮影(枚数多い)は、気象条件を考慮すると屋内に限った方が賢明かもしれませんね。急いでも撮ってもかなり時間は経過しますから。
 実験のリポートは、このブログでは手狭ですので、恐縮ですが、QTVRパノラマ実験工房までお移りください。

QTVR パノラマ実験工房 Sigma 8mm VS Sigma 15mm



AROUNDER Magazineもどき2007年03月10日 14:59

 いつもお世話になってる二宮さんのweblog「QTVR Diary」で紹介(2007年01月18日)されていた「AROUNDER Magazine」のパラパラめくりを真似してみました。
 とは言っても、flashの解析などとても無理な私には高度な”仕掛け”が出来る訳もなく、情けなやAROUNDER Magazine”もどき”の仕上がりとなりました。
 検索してみると”パラパラページめくり”関連のツールは国内外に数多くあります。どれが良いのか悪いのか?…そこで見栄を張ってAROUNDER Magazineの使用してるツールと同じメーカーのものを使用。但し、私の場合はオブジェクトが最初から出来上がっているobject版(25$)。…こいつは画像からQTVRへの直リンクは簡単には出来そうもありません(涙)。頭のいい人が使うComponent版(25$)では、写真や動画(表示可)からの直リンクや、めくりページの表示&ページ間ジャンプなどが可能みたいです(ややこしそう)。



佐渡博物館のトップページに貼り付けてみました。
こちらから→佐渡博物館

Manfrottoパノラマ雲台2007年03月17日 15:21

 私が使用しているManfrottoのパノラマ雲台の紹介。三脚がGITZOのため少々重装備で重いですが、安定性は抜群です。特にポールカメラレベラー438(ビデオ三脚などでお馴染みのワンタッチ・ポール式)と338レベリングの組み合わせは、荒→細にカメラ水平値をクイック設定できるので便利ですね。装備と作品の出来具合とは別ですが…。



YAMAMICHI マルチロウ・ブラケット No.52007年03月17日 15:47

 山道さんからお送り頂いたマルチロウ・ブラケット Np.5の紹介です。山道さん自らの手作りブラケットです。ポイントは地面撮影がクイックシューで簡単に出来ることでしょう…これは便利。Canon30DにSigma15mmをセットし、家の台所で”ふすま”を背景にしてパンフレット風に撮影してみました。販売品ではありませんよ(笑)

山道さんのブログ>P-Blogでブラケット制作の記事があります。



WWPはCO2でエントリー2007年03月30日 14:07

 今回のWWPのテーマは「大気:Atmosphere」…なかなか良いネタが思いつきません…しかも連日悪天候でイライラ。26日朝6時、数時間の晴れ間でしたが加茂湖の牡蠣小屋で何とか撮影決行。早朝に起きるなんて時間切れの底力?でしょうか。
 加茂湖は新潟県で最大の湖であり唯一のかん水湖。元は淡水で、明治36年頃に湖水の氾濫を防ぐため開削。約90人の漁業者が牡蠣を育てており、加茂湖漁業協同組合は、平成14年から毎年「朱鷺と牡蠣の森づくり」事業を実施しているそうです。豊かな森の腐葉土に含まれる栄養素が海に流れ込み牡蠣の生育を助ける訳ですね。
 一方、地球規模では産業革命以後、大気に放出された二酸化炭素(CO2)の約半分は海洋に吸収され、海水の酸性化が進み貝類にも悪影響が現れているようです。地球の増加する二酸化炭素濃度は、世界中の牡蠣の著しい損失に帰着するかもしれません。
 朝焼けのトーンを最大限に表現するためステップ露光のHDR撮影を行いました。さらに牡蠣殻などの赤味がHDRで過度になるのを嫌い、Photoshopによる指定選択範囲内の減色処理を試みています。(下写真A→B)

Canon10D+Sigma8mm (8+1+1)×3
Stitcher+Photomatix Pro+Photoshop+CubicConverter

QTVRはこちらで:CO2