コンデジでパノラマVR2011年03月24日 01:38

 ちょっと古いですが気に入っているコンデジNikon Coolpicx P5000です。FITの魚眼コンバージョンレンズ UWC-1689と相性がいいですね。私(kaneko)流の撮影方法で山野草をこのレンズで撮影してみます。径の小さなUWC-1689のようなレンズは被写体深度が深いので数センチの接近撮影でも何とかボケないですみます。

 では、山野草オウレン(下写真の赤○)を撮ってみましょう。用意したものは水準器と「割り箸」。名付けて「割り箸モノポッド撮影」です。

 雪割草やオウレンの花は傾斜地に多く咲き、地面は腐葉土のためフワフワしています。ミニ三脚などをセットするのは無理がありますね。そこで割り箸の登場です!適度な長さで地面深く差し込みレンズを乗せて回転軸にするという方法です。ま、一応レンズのノーダルポイントあたりを割り箸に乗せるというのが理想でしょうね。UWC-1689のデカイ文字や幅広い金色リングは安っぽくて嫌いなのですが、この撮影では滑り止めに役立っています。

 急斜面でトゲのある枝などをかき分けながら中腰で手持ち撮影するのは大変な作業です。ステッチ作業を円滑にするため水準器をにらみ必死で水平を保ちながら被写体まで数センチの距離をドタバタと回転撮影する訳です。

 天候も大事な要素です。直射光があると影が被写体を覆ってしまうので曇り空が撮影日となります。そしてPTguiでは最近追加されたマスク処理のレッド&グリーン機能が荒い手持ち撮影のステッチをおおいに助けてくれることになります。


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完成したパノラマVR。数センチに寄って撮っても魚眼レンズでは離れて見えますね。

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