マクロパノラマの作例2011年02月11日 19:25

 マクロパノラマが続きました。例としてインスタントコーヒーの内部で回転するパノラマVRを作成してみます。ガラス瓶に穴を空ける方法もあるのでしょうが、ダイヤ歯のカッターやドリルなど持ち合わせておりません。これはガラス瓶を加工しないで撮影する方法です。ただ前回までに掲載したマクロパノラマはこの方法だけでは出来ません。あくまでも一例として紹介します。



■用意したものは鏡面球。私のものはあまり精度の良い鏡面球ではありませんので歪みます。(ヒント:コーヒー瓶のガラスも歪んでいるのでごまかせます。)



■コーヒーの中に鏡面球を少し沈む程度に入れ、真上芯から鏡面球を撮影します。目的は鏡面球に写った画像(内部から蓋方向を見上げた180°の画像)を撮るためです。この時は魚眼レンズは使用しません。通常のレンズで撮影します。後の画像処理で三脚などを消すため、数カットカメラの位置を変え撮影しておきましょう。



■球面いっぱい正方形に切り取ります。
この辺からの詳しい流れはPanotoolsのChristmasBallPanoTutorをご覧下さい。



■PhotoshopのフィルターにセットしたPTRemapを選択し、数値を確認・実行します。



■PTRemapの実行で成形されたEquirectangular(正距円筒)。
半円球の写り込みですのでPhotoshop上で上部に1/2圧縮します。



■コーヒー瓶にUWC-1689など小型の魚眼レンズ(180°コンバーターレンズ)を装着したカメラを挿入し底面になるコーヒーを撮影します。もちろん鏡面球と同じ露光で。



■コーヒー部分を正方形に切り抜き、先ほどと同じ作業で下部に1/2圧縮します。
Photoshop上でレイヤー上下像を合成し接合面を修正します。



■画像はミラーに写った像です。左右反転して正像に直します。
Equirectangularの完成です。



ダルマのつぶやきさんのブログでご紹介頂いたので、一つ「種明かし」しちゃいました。
取り急ぎ撮影したので少々雑な仕上がりです。
これより小さな容器での撮影方法は皆さん推測してくださいね。
仕掛けが解るとつまらなくなるので、この辺でやめておきます。

こちらが完成したコーヒー瓶のマクロパノラマです。
わかりやすいようにカメラ&脚を消していません。


※マウス操作で任意の方向がご覧いただけます。

コメント

_ ご無沙汰しています。 ― 2011年02月16日 21:24

kanekoさん
 種明かし、素敵です。
いろんな大きさの球をお持ちなのですね。どんな玉なのですか
どんな所で手に入れるのか?

_ kaneko ― 2011年02月17日 20:44

たぶん山道さんだと思いますが…(笑)
クローム球や金属球やベアリング球などで検索すると多くの業者さんが検索できます。
今もってる球は数年前にネット購入したのですが、
先ほど調べたら業者のサイトが存在しませんでした。

私も、歪みのない鏡面球を探しています。
どなたか見つけたら教えて下さい。

_ 山道正男 ― 2011年03月03日 19:56

そうです。
山道です。超大パノラマの編集に追われ、いろんなことが出来ていません。編集中1回のクリックで動作完了まで4時間、酷いときは10時間、その間に別のmacで、皆さんの作品やブロッグを見ています。
球にしろ、エッシャーの不思議はとても興味深く拝見しました。
ありがとう御座います。

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