2012 佐渡国際トライアスロン大会2012年09月06日 09:31


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 今年で24回となる2012佐渡国際トライアスロン大会が9月2日に催された。昨年のTV放映の影響もあり、短期間に応募数が定員の倍(約3000人)に達したそうだ。私も24年間にわたり選手配布用の記録写真などを撮らせて頂いた。その間、フィルムもモノクロ印刷のTRI-X、そしてカラー掲載に変わりリバーサル、そしてデジタル入稿に変化している。
 さて、今回は久々に船に乗って海上からAタイプ・スタートのスチール撮影。合間にパノラマも回してみた。砂浜ではスタート前のパノラマも撮ったのだが、危険防止のため(昨年夏の転倒がトラウマ)ポール長さを3m位にとどめている。

この記事の360°パノラマVR画像
■Aタイプ・スイム………2012 Triathlon 01
■スイム会場……………2012 Triathlon 02
■スイム(B/R)…………2012 Triathlon 03

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鼓童研修生の応援2012年09月12日 13:33


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 小佐渡・柿野浦地区あたりで毎年トライアスロンを応援してくれる鼓童研修生の皆さん。この熱い応援に選手の皆さんは大いに励まされたことでしょう。

この記事の360°PanoramaVR→2012 Triathlon kodo
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久知八幡宮例祭2012年09月18日 09:35

 多くのスチールカメラマンの中でパノラマを撮影するのは至難だ。9月15日の「久知八幡宮例祭」、この日も20名ほどが「行列」を撮ろうと、私の周辺で待ちかまえている。皆さんとは違い当方は魚眼レンズで360度を撮ろうって目論み、一発勝負の撮影を前に視野を往来する彼らの動きがやたら気になる。まっ、私の方が”変わり種”だから、彼らがどんなに写り込んでも文句は言えないのだが…。
 「行列」が通過し、撮影隊が去った直後、誰もいなくなった風景を再度同じ位置で撮影する。これをPTGuiに撮影画像と組み合わせて流し込む。撮影隊を一人一人マスクで消去した穴を補う画像となって現れてくる背景画像となる。天候さえ安定してればの小技だ。

この記事の360°PanoramaVR→Village Festival
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創刊号panologue_012012年09月21日 16:05


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 あまり田舎には似合うとは思えないipad。一年ほど前に購入したのだが、ゲーム専用機となり果てていた。このほど電子書籍「panologue_01」がipad用に創刊され、私も「佐渡島通信」というコーナーでタライ舟のパノラマを掲載させて頂いた。創刊号の内容は以下の通り。本文の特集はいい内容でお買い得。

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■panologue(パノローグ)はiPadで見る・読む・聴く“グラフ誌”です。扱うテーマはニッポンの風景。日常の風景や残したい風景、普段は見ることのできない風景をパノラマ写真で記録しました。iPadならではの操作性で、日本の風景に触れてみてください。

panologue_01
http://itunes.apple.com/jp/app/panologue-01/id556432677?mt=8

■創刊号の第1特集は「パノラマが記録したヒロシマ・ナガサキ」。原爆投下後の街の姿をパノラマ写真で記録した写真家たちがいました。67年の時を経て、彼らが見た風景をiPad上に再現しました。
■第2特集は「東北 ものづくりの現場を訪ねて」。東北で気になるモノやサービスを作り出している人々の“その後”の姿を紹介します。
■インタビューは「パノラマ写真の歴史 −東京都写真美術館 三井圭司学芸員に訊く−」。写真黎明期の歴史に詳しい三井学芸員から見たパノラマ写真の歴史についてお話しを伺いました。

■ユニークな視点でニッポンを切り取る連載陣、ラインナップは以下の通りです。
・銅像目線 西郷隆盛像
・パノラマ建築探訪 スイミーハウス
・昭和スタイル バーバー 男爵
・佐渡島通信 小木半島のたらい舟漁
・社会科見学見物記 北炭送電線をたどる
・Artist's View ロッカクアヤコ
・ぐるっと列車の旅 C61 復活の汽笛

■ダ・ヴィンチ「電子書籍アワード2012」にて書籍賞を受賞した創刊準備号 panologue_00(無料)もあわせてお楽しみ下さい。

http://itunes.apple.com/jp/app/panologue-00/id457782778?mt=8

高峰秀子と木村伊兵衛2012年09月25日 20:46

 写真はキネマ旬報社の書籍『高峰秀子』(監修:斎藤明美)の表紙。撮影はあの木村伊兵衛氏。高峰秀子さんはご自分の著書『にんげん蚤の市』(文春文庫)のエッセイでこの写真を次のように述べている。

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 グラビア写真の撮影で、木村さんが麻布の私の家まで出向いてくれたことがあった。とにかくフラリと家に入ってきたのはカメラも持たぬ背広姿の木村さんだけだった。
 私は黒無地の結城の着物で、顔もふだん着のスッピンだった。木村さんの右手がソロリと上着のポケットに入ったと思ったら、その手に吊り上げられるようにしてライカが現れた。

 「なんにもしなくていいです。そこに自然にいてくれればいいです。」という返事が返ってきて、木村さんはソロリとライカを眼の高さまで持ち上げた。シュッという、ライカ特有の鋭いシャッターの音が聞こえた。
 撮影は三十分足らずで終わり、「お邪魔しましたね、じゃ、ごめんください」と言って、またフラリと玄関から出ていった。きつねにつままれたような三十分だった。
 出来上がった「アサヒグラフ」のグラビアは四頁。唇や耳だけのアップもちりばめて、薄暗いバックの中に真珠の玉が浮かんだような、私とは似ても似つかぬ美女がいて、私は仰天した。木村伊兵衛、こういう人を『女蕩し』というのだな、と、私は思った。
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 高峰秀子さんは1924年生まれ。私より24歳年上、亡き父母の時代の大スターだ。くしくも今年は《木下恵介生誕100年記念プロジェクト》が催され、日本初のフルカラー作品となった『カルメン故郷に帰る』(当時のフジカラー・フィルムはASA 6とか)や『二十四の瞳』などがリマスター処理されブルーレイで発売されている。

nex-5nとSAMYANG 7.5mm2012年09月28日 13:53

 8月にSAMYANG 7.5mmのフードカットについて記載したが、私なりの組み上げ写真を遅ればせながらUPする。あり合わせの部品も使っているのだが、ポイントは下部に写り込むプレートを極力少なくするためカメラ位置を上げたことか。
 このセットには日本のメーカーのものはひとつもなく、韓国・マレーシア・中国・香港(中国)そしてイタリアの部品。いい加減なSAMYANG のレンズキャップもご覧の通り輪ゴムのたすき掛けで解決出来た。この太めの輪ゴムだけは日本製か…。