WWPはCO2でエントリー2007年03月30日 14:07

 今回のWWPのテーマは「大気:Atmosphere」…なかなか良いネタが思いつきません…しかも連日悪天候でイライラ。26日朝6時、数時間の晴れ間でしたが加茂湖の牡蠣小屋で何とか撮影決行。早朝に起きるなんて時間切れの底力?でしょうか。
 加茂湖は新潟県で最大の湖であり唯一のかん水湖。元は淡水で、明治36年頃に湖水の氾濫を防ぐため開削。約90人の漁業者が牡蠣を育てており、加茂湖漁業協同組合は、平成14年から毎年「朱鷺と牡蠣の森づくり」事業を実施しているそうです。豊かな森の腐葉土に含まれる栄養素が海に流れ込み牡蠣の生育を助ける訳ですね。
 一方、地球規模では産業革命以後、大気に放出された二酸化炭素(CO2)の約半分は海洋に吸収され、海水の酸性化が進み貝類にも悪影響が現れているようです。地球の増加する二酸化炭素濃度は、世界中の牡蠣の著しい損失に帰着するかもしれません。
 朝焼けのトーンを最大限に表現するためステップ露光のHDR撮影を行いました。さらに牡蠣殻などの赤味がHDRで過度になるのを嫌い、Photoshopによる指定選択範囲内の減色処理を試みています。(下写真A→B)

Canon10D+Sigma8mm (8+1+1)×3
Stitcher+Photomatix Pro+Photoshop+CubicConverter

QTVRはこちらで:CO2